中里 南子(編著) / 長谷川 恭子(編著) / 中村 昭彦(著) / 小野 隆司(著)
B5判 184頁 並製
定価 2,640円 (内消費税 240円)
ISBN978-4-7998-0200-7 C1037
在庫あり
書店発売日 2023年02月21日 登録日 2023年01月28日
保育園、幼稚園、小学校の先生になるための音楽の知識や技能を解説。目の前でイキイキと歌う子どもたちのために「音楽を楽しみ」ながら移調の感覚に慣れるよう工夫を凝らした、将来、素晴らしい援助者となるための1冊。
保育園、幼稚園、小学校の先生には、音楽の知識や技能も求められる。そして、目の前でイキイキと歌う子どもの姿を常に意識し、子どもの多様な表現を発展させることのできる、幅広い技術や器用さ、臨機応変さなども必要だ。しかし、大学に入学して初めてピアノを習う学生たちも多いなか、こういった現場で必要となる幅広い演奏技術や器用さなどを短い学生生活の中で獲得することは、決して容易なことではない。そこで、ピアノを習い始める早い段階から、決して「機械的な訓練」ではなく「音楽を楽しみ」ながら移調の感覚に慣れていけるよう、工夫を凝らしたテキストを作成した。本書は、これから子どもたちとともに音を楽しみ、子どものイキイキとした歌声を引き出してあげられるような、素晴らしい援助者となるための手引き書となるだろう。
第1章 音楽の基礎を知ろう
1|譜表と音名
2|音符と休符
3|拍子とリズム
4|音程
5|音階と調
6|音の重なり
7|コード
8|用語と記号
9|レッスン
第2章 片手で弾いてみよう(楽しい伴奏付)
1|右手で簡単メロディ
2|右手でスケール
3|左手でコード
4|両手でチャレンジ
第3章 子どもの歌で弾いてみよう
1|両手で子どもの歌にチャレンジ
2|両手で子どもの歌にチャレンジ
3|その他のコード
調号と長音階・カデンツ
コード一覧表
リズムカード
保育士、幼稚園、小学校教諭の職に就くためには、常に目前でイキイキと歌う子どもの姿を意識し、子どもの多様な表現を発展させることのできる、幅広い技術が必要となります。例えば、スピード感を持った読譜力はもとより、より多くの子どもの歌のレパートリーを持ち瞬時に伴奏付けができる技術や、子どもたちが苦しそうに声を張り上げて歌っているのであれば、即座に無理なく歌える音域に移調し、子どもの表現を上手に引き出してあげられるような技術が必要となります。
しかし、大学に入学して初めてピアノを習う学生たちにとって、こういった現場で必要な幅広い演奏技術を短い学生生活の中で獲得することは、決して容易なことではありません。簡単な子どもの歌を楽譜通りに演奏できるようになったとしても、子どもたちの声にあった音域に即座に移調して、子どものイキイキとした歌声に寄り添いながら演奏することは、夢のまた夢かもしれません。
そこで私たちは、ピアノを習い始める早い段階から、決して「機械的な訓練」ではなく「音楽を楽しみ」ながら移調の感覚に慣れていただけるよう、工夫を凝らしたテキストを作成しました。読者の皆さんが将来子どもたちとともに音を楽しみ、子どものイキイキとした歌声を引き出してあげられるような、素晴らしい援助者となるために、本書を役立てていただけますよう、心よりお祈りしています。
保育士、幼稚園、小学校教諭の職に就くには、各種試験に受かることはもちろん、目の前でイキイキと歌う子どもの姿を常に意識し、子どもの多様な表現を発展させることのできる、幅広い技術や器用さ、臨機応変さなども身に付けておくとより良いでしょう。子どもの歌のレパートリーをたくさん持つことだったり、それらの曲に瞬時に伴奏を付けられる技術、子どもたちが苦しそうに声を張り上げて歌っているのであれば、即座に無理なく歌える音域に移調することだったり、子どもの表現を上手に引き出してあげられるようになりましょう。そのために本書では、まず第1章で音楽の基本的な仕組みを理解し、次に第2章でハ長調の簡単なメロディや和音(主要三和音)を片手ずつ弾けるようにして、さらに、ハ長調のメロディや和音をニ長調・ヘ長調・ト長調に移調して弾けるような内容となっています。そして第3章には、なるべく皆さんのよく知っている子どもの歌を掲載しました。ここではメロディ(右手)と和音(左手)を一人で弾き、さらに移調奏にもチャレンジしてみてください。本書を1冊学習し終える頃には、子どもたちの声にあった音域に即座に移調して、子どものイキイキとした歌声を引き出してあげられるようになるでしょう。将来の素晴らしい援助者となるために、本書を役立ててください。
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