上田 浩司(著) / 堀川 真理夫(著) / 堀川 ジーナ(著)
B6判 200頁 並製
定価 1,980円 (内消費税 180円)
ISBN978-4-7998-0149-9 C1082
在庫あり
奥付の初版発行年月 2016年04月 書店発売日 2016年03月18日 登録日 2016年03月01日
プロミュージシャンによるポピュラー音楽に関する英会話ガイドブック。ポップスやジャズ等のクラシックとは違う表現を多数収載。海外で通じない和製英語についても解説。楽譜の英語読みや音楽業界で使われる業界用語も紹介。
本書は、ポピュラー音楽の世界で役立つ英会話ガイドブック。海外へ実際に行かなくても、ネット上でコミュニケーションをとることも増えている現代。音楽に関してもミュージシャンや音楽愛好家などプロやアマチュアに関係なく、海外の人々とコミュニケーションをとる機会は増えているはず。そうしたコミュニケーションをとる時に、英語で音楽のことをどう表現したら良いのか。本書ではポップスやジャズなどのポピュラー音楽の世界での典型的な音楽表現がたくさん紹介されている。専門家ではない愛好者同士で会話をする時によく使う表現から、プロがコンサートの現場で使う表現まで、実際にミュージシャンとして活動する著者ならではの実用的な内容となっている。
はじめに
Part 1:音楽英会話しましょう!〔Let's Talk About Music! 〜日常会話編〜〕
【コラム】ポピュラー音楽に英語はかかせない!?
Part 2:演奏しましょう!〔Let's Play Music! 〜専門会話編〜〕
ボーカルおよび楽器別の演奏テクニックに関する表現
ボーカル (Vocal)
ギター(Guitar)
キーボード(Keyboard)
ベース(Bass)
ドラムス(Drums)
全楽器共通の演奏テクニックに関する表現
バッキング(伴奏)に関する表現
リズムに関する表現
演奏現場における表現
録音スタジオにおける表現
【コラム】アメリカって本気でポピュラー音楽を“教育”しているってホント!?
Part 3:ポピュラー音楽の楽器・スコア・用語〔Popular Music Instruments, Scores and Terms〕
1. Instruments 楽器
2. Staff 五線
3. Bar 小節
4. Clef 音部記号
5. Note 音符
6. Rest 休符
7. Meter 拍子
8. Tempo テンポ
9. Dynamics 強弱
10. Repeat Sign 反復記号
11. Performance Techniques 演奏技法
12. Song Forms 曲の構成
13. Common Music Business Terms 音楽業界で使われる用語
14. Mario's typical schedule until the day of a show 堀川真理夫のあるライブ本番までの流れ
【コラム】日本のポピュラー音楽界は英語で左右される!?
参考文献
英語のポップス音楽用語・索引
現在、社会のグローバル化が以前にもまして急速に進んでいます。インターネットの普及によって、今や世界中の人々と容易に、また瞬時にコミュニケーションが取れるようになりました。音楽に関してもミュージシャンや音楽愛好家などプロやアマチュアに関係なく、世界中に向けての動画配信が容易になりました。音楽は世界共通の文化です。どんな国でも音楽を嫌う人は滅多にいません。これからは、今まで以上の規模で、音楽を通して世界規模でのコミュニケーションが盛んになっていくことでしょう。観光でのちょっとした出会い、あるいはビジネスの場での軽い雑談の時間、その他外国の人々と接する機会はますます増えてきます。そのような機会に、お互いの好きな音楽で共通の話題があれば、そして英語が少しでも話せれば、より楽しい有意義な時間を持つことができるでしょう。
ここでちょっと考えてみてください。もしこのような機会が訪れたときに、音楽独特の表現や用語を英語で知っていたらと……。それは、一般的な英会話のレベルからもっと踏み込んだ、中身の濃いコミュニケーションの世界ですね。お互いに共通の音楽の話題でスムーズに会話できれば、交友関係からビジネスの交渉にいたるまで、どれだけの可能性が広がるでしょうか?
この本は、一般の音楽ファンのみならず、ミュージシャンあるいは教育者の音楽関係者も含めて、これからのグローバル・コミュニケーションに大いに役立ててほしいと思いながら書きました。この本に書かれている音楽英語表現は、今後のさまざまなシーンできっと役に立つでしょう。また、この本は英会話の教材としても十分利用可能です。大好きな音楽をネタに外国の人たちと話せば、英会話の実力もぐんとのびることでしょう。
この本は、大きく3つのパートに分けてあります。
まず、Part1では、英語でのコミュニケーションの場において、初対面の人同士がポップスなどの音楽を共通の話題として、気軽に話せるような会話を中心としました。必然的に音楽の専門用語などは避けて、ポピュラー音楽についてのカジュアルな英会話例文となっています。
Part2では、バンドをやっている人、ボーカルや楽器を習っている人、ポップスやジャズに造詣が深い人など、実際に自身が楽器を演奏したり歌ったり、また音楽での留学を目指す人など、ちょっと専門的にポピュラー系音楽を語りたい方々を対象に、実用ポピュラー音楽表現のフレーズ集としてまとめてみました。
Part3では、ポップスやジャズで使用されるスコアや用語の解説をおこないました。
ここで、ポピュラー音楽の英語表現を知っていると役立つケースをいくつか挙げてみます。
・音楽や楽器を趣味としている外国の友人との会話。
・観光で来日した方々とコミュニケーションするきっかけに。
・外国人旅行者の案内ボランティアをする方たちの知識として。
・海外旅行で知り合った外国の人たちとの会話。
・ビジネスで接する人たちと音楽を話題にしての会話で打ち解けたい。
・好きなミュージシャンのインタビューを英語で理解したい。
・ミュージシャンに関するいろんな記事を英語で読んでみたい。
・外国のミュージシャンに個人的にコンタクトをとって、交流してみたい。
・インターネットで海外の音楽メディアに直接コンタクトをとって、貴重な情報を得たり、自分を売り込んだりすることも可能。
・外国人の友人とバンドやライブ、レコーディングをやってみたい。
・外国のミュージシャンから楽器やボーカルのレッスンを受ける場合。
・アメリカやイギリスなど英語圏への音楽留学の際にはもちろんのこと、それ以外の国においても、音楽は英語でコミュニケーション。
・音楽や芸術系の通訳や翻訳を目指す人の知識として。
・音楽関係者が外国人ミュージシャンなどと交渉、打ち合わせをする場合。
・音楽を題材に英会話を学びたい方々のために。
これらのようなケースでは、実際の音楽の現場で使われる英語表現を知っているか否かは、大きな違いです。実際、音楽独特の表現はいくら日常的な英語が堪能であろうとも、またそれは別のものなのです。
この本は、音楽のような繊細な表現芸術であり、こと細かいニュアンスまで相手に伝えなければならない場合が多い分野において、スムーズなコミュニケーションができるように書かれています。この本すべてを学ぶ必要はありません。必要に応じて少しでも使えれば、すでに一般の会話レベルから一歩踏み込んだコミュニケーションが始まっているのです。みなさん、このテキストを手本に、どんどんポップス音楽英語コミュニケーションを楽しんでください。
英語で音楽の話ができたら……。音楽を演奏する人はもちろん、音楽愛好者の方もそう思うことはあるでしょう。この本は、そんな方々に向けて作られました。特に、ポップスやジャズなどポピュラー音楽のコミュニケーションで必要な英会話を目的として作られました。海外へ実際に行かなくても、ネット上でコミュニケーションをとることも増えています。音楽に関してもミュージシャンや音楽愛好家などプロやアマチュアに関係なく、世界中に向けて動画を発信する人が増えています。音楽の世界には独特の用語がたくさんあります。そうしたコミュニケーションを取る時に、英語で音楽のことをどう表現したら良いのか。本書が教えてくれます。例えば、日本では当たり前に使う「ライブ」とか「ハイタッチ」は英語でそのままでは通じません。そうした和製英語についても紹介されています。
Part1では、初対面の人同士がポップスなどの音楽を共通の話題として、気軽に話す会話を中心としています。音楽の専門用語などは少なめにカジュアルな英会話の例文が中心です。例えば「チケットに雨天決行って書いてある!」「くたくた、くたびれちゃった」「心に残るライブだった!」「仕事が終わったらチケット売り場に急ごう」なんて表現も。
Part2では、バンドをやっている人、ボーカルや楽器を習っている人、ポップスやジャズに造詣が深い人など、実際に自身が楽器を演奏したり歌ったり、また音楽での留学を目指す人など、ちょっと専門的にポピュラー系音楽を語りたい人が使うような、実用的なポピュラー音楽表現のフレーズ集。「私の声質はよく通りません」「ロングトーンで音程がはずれてしまいます」「あのガットギターの音質、もう少し甘いほうがいいと思いませんか?」「知らず知らずのうちに走ってしまっています」「このコード進行でアドリブソロをやるのは、ちょっと難しいです。」「どうもうまくリズムがとれません」「リズムが固いですね。リラックスしてビートにのってごらん。」「もっとスネアドラムのビリビリ音がほしいです。」「エフェクターをミキサーにつなぎますから、ちょっと時間をください」等々、様々な現場で出会う表現が200も載っています。
Part3では、ポップスやジャズで使用されるスコアや用語の英語表現の解説がなされています。クラシック音楽とはちょっと違う表現もあります。またプロが現場でどういう表現を使うのか、リハーサルから撤収までの使われる用語ををまとめた用語集も掲載されています。
この本は、繊細で細かいニュアンスまで相手に伝える必要が多い音楽という分野において、スムーズにコミュニケーションがとれるようになることを目指しています。必要に応じて使っていただくことで、一般の会話レベルから一歩踏み込んだコミュニケーションができるようになるはずです。この本で、ポップス音楽の英語コミュニケーションを楽しんでください。
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