スタイルノート楽譜制作部(編)
A5判 272頁 並製
定価 3,300円 (内消費税 300円)
ISBN978-4-7998-0113-0 C1004
在庫あり
奥付の初版発行年月 2012年11月 書店発売日 2012年10月31日 登録日 2012年10月10日
多くの教育現場や年配の方に愛用されているカワイの楽譜作成ソフト、スコアメーカー最新版の公式ガイドブック。機能全体を実践的に解説した。和楽器等で必須の数字譜の作成にも対応。トップクラスのスキャン機能も詳しく紹介。
本書は、トップクラスのスキャン認識性能が特徴の楽譜作成ソフト、スコアメーカー7を活用するための公式ガイドブック。
スコアメーカーを使えば、印刷楽譜をスキャナで読み取って楽譜データにすることができる。欧文はもちろん、日本語の歌詞の読み込みなどにも対応。また、操作が簡便な点も特徴。本書では、さまざまな音楽記号を上手に選択して配置したり、配置したものを移動するためのコツ、楽譜の一部分をワープロソフトに貼り付けるなど、実際に楽譜を作り、使う際に戸惑うことのないように、ていねいに説明している。新たな画面デザインで、大画面の無いノートパソコンユーザーでも使いやすくなった新バージョン。PDF読み込みにも対応するなど、充実した追加機能について、操作のコツなども解説している。
このスコアメーカーシリーズを製作しているのは、KAWAIピアノで世界的にも有名な河合楽器製作所。同社がオリジナルに開発する純和製ソフト。大正琴や二胡、ハーモニカで使われる数字譜も簡単に作れるなど、日本人ならではの楽譜も考えられて作られている。そうした特殊な楽譜の作り方についても本書で解説している。
第1章 スキャナで楽譜を読み込もう
ポイント1■準備
ポイント2■楽譜をスキャンする
ポイント3■画像を認識する
ポイント4■楽譜ファイルを保存する
第2章 スキャン入力で困ったら
ポイント1■スキャナソフトが起動しない場合
ポイント2■画像ファイルの管理
ポイント3■PDFファイルを認識する
ポイント4■スキャンした画像を修正する
ポイント5■段落の設定を確認する
check1「段落の切れ目を確認する」
check2「譜表の種類を確認する」
check3「パートの構成を確認する」
check4「パートの割り当てを確認する」
ポイント6■認識オプションを変更する
第3章 楽譜を編集する(1)〜音符休符編〜
ポイント1■楽譜編集のためのヒント
ポイント2■パレットの使い方
ポイント3■音符(休符)を修正する
第4章 楽譜を編集する(2)〜音楽記号編〜
ポイント1■音部記号や調号、拍子記号を変更する
ポイント2■[記号]パレットから入力する音楽記号
ポイント3■[発想標語]パレットから入力する
第5章 楽譜を編集する(3)〜テキスト編〜
ポイント1■[テキストパレット]と[注釈パレット]
ポイント2■歌詞
ポイント3■コードネーム
ポイント4■リハーサルマーク
ポイント5■タイトルなどの文字を入力する
ポイント6■楽譜に注釈を書き込む
第6章 楽譜データの活用術
ポイント1■楽譜を移調して活用する
ポイント2■タブ譜に変換して活用する
ポイント3■数字譜に変換して活用する
数字譜の編集1 数字の削除
数字譜の編集2 数字(高さ)の修正
数字譜の編集3 数字と休符の置換
数字譜の編集4 数字の長さの修正
数字譜の編集5 数字の挿入
ポイント4■音データに変換して活用する
ポイント5■パート譜として活用する
ポイント6■他の楽譜作成ソフトとの連携
ポイント7■画像ファイルとして活用する
ポイント8■印刷して活用する
第7章 楽譜を思いどおりに演奏する
ポイント1■演奏する基本手順
ポイント2■音色いろいろ
ポイント3■テンポいろいろ
ポイント4■音量のいろいろ
ポイント5■繰り返しの演奏
ポイント6■自動伴奏を付けて演奏する
ポイント7■いろいろな演奏テクニック
第8章 楽譜をレイアウトする
ポイント1■レイアウトの前に
ポイント2■[楽譜の設定]画面でレイアウトする
ポイント3■小節割りを決める
ポイント4■五線間の距離を決める
ポイント5■五線を結ぶ括弧
ポイント6■小節番号の表示
ポイント7■ページ番号
ポイント8■ちょっと特殊なレイアウト
第9章 Q&A
Q1 起動すると「自動保存のファイルがある」と表示されたのですが?
Q2 直前の操作を取り消したい
Q3 五線紙の風合いや楽譜の背景は変えられますか?
Q4 イチから楽譜を作りたい(空の五線を開きたい)
Q5 ドラム譜を作りたい
Q6 大譜表で16分音符にあわせて演奏する3連符がうまく入力できない
Q7 2番括弧の先頭の音符にタイを入力したい
Q8 パートを並び替えたい
Q9 パート名を編集したい
Q10 パート名を縦に表示したい
Q11 転調後の調号の直前に打ち消しのナチュラルを表示したい
Q12 ピアノ譜の右手パートと左手パートそれぞれに強弱記号を付けたい
索引
スコアメーカー7シリーズは、これまでのFX6シリーズを見直し、機能アップと使いやすさを向上したシリーズです。
手軽な使いやすさ、高性能なスキャン機能を持つスコアメーカー。長年の愛用者の方が多いのも特徴ですが、その機能は着実に進歩しています。特に数世代前のバージョンを利用されている方にとっては、いままで出来なかったことが出来るようになっていたりと、その変化を実感することでしょう。
とはいえ、使い方が変化した部分や、新機能の部分で戸惑うケースもあるかもしれません。そんな時は本書を参考に、操作方法をじっくり確認してみてください。特に画面サイズが小さめのノートパソコンでは、より使い勝手がよくなっているはずです。
本書は、楽譜を作るのに必須の機能他の楽譜作成ソフトとは一線を画すスキャン機能を中心に、スコアメーカーの持つ多くの機能を解説しました。
実際に、印刷された楽譜をスキャナーで読み取って、それを楽譜データに解析する方法は順を追って詳しく解説しました。さらに、読み取ったデータを修正したい時や、自分流に変更したい時にどうすればよいかについても解説してあります。
もちろん、イチから楽譜を入力したい方も、そうした楽譜修正方法の部分を見れば、楽譜入力方法が解るようになっています。様々な方法を試して、自分に最適な入力方法を見つけてください。
基礎的な部分ばかりでなく、新機能や、ベテランの方のふとした疑問にも応えられる内容にもなっています。実際に使ってみるとどうしても出てくる疑問点を中心に、手順を追ってわかりやすく説明しました。
また、ポイントや注意点をたくさん付け実用的にスコアメーカーFX6を活用できるように考えました。目次に細かい内容まで載せてあるのも、肝心なところだけ知りたいという方が、目次を活用して便利に使っていただければと考えたものです。さらに巻末には索引も用意しましたので、さまざまな角度から操作をおこなっていく際に出てくる、あらゆる疑問に対応できることでしょう。
スコアメーカーはこれまで、日本純正の楽譜作成ソフトとして、わかりやすい操作性とともに、他の追随を許さないスキャン機能で多くの人から高い信頼を得てきました。
スコアメーカー7シリーズには、スコアメーカー7Pro、スコアメーカー7Std、スコアメーカー7Lite、そして、スコアパレット7と4つのグレードがあります。スコアパレット7について、本書は直接触れていませんが、楽譜作成に関する方法は同じですので、スコアメーカー7Liteの項を参考にしていただければ利用可能です。上位3グレードについては、各項目ごとに、それぞれで使うことのできるスコアメーカー7のグレードをマークで表示してあります。
この本を役立てていただいて、あなたの楽譜を作る腕が上がり、あるいは気軽に簡単に、より美しい楽譜をつくっていただければと願っています。
17年にわたって実績を積み上げてきた世界最高クラスの楽譜認識と、純日本製ソフトならではの使いやすさを持つソフト、それがカワイのスコアメーカー7シリーズです。楽譜作りのためのノウハウを詰め込み、さまざまなジャンルや用途に対応できる豊富な楽譜編集機能を持っていて、一般の音楽愛好家だけでなく、教育現場やパソコンがあまり得意ではない年配の方々にも愛用されています。
そうしたスコアメーカー7を上手に活用するための方法を、基本からちょっとしたテクニックまで、多様に解説したのが本書です。
今回のバージョンでは、PDFフォーマットの楽譜の読み込みに対応。PDFフォーマットは非常に多様なため、すべてのデータが読み込めるわけではありませんが、データの種類によってはかなり正確に読み取ることができます。また、特徴的な機能としては、数字譜を簡単に作れる機能。二胡、ハーモニカだけでなく、臨時記号の扱いが異なる大正琴の数字譜にも対応。トレモロ奏法やフィル・イン(オブリガード)にも対応しています。
さらに機能強化されたスキャン機能は、画像を楽典的観点で判断して認識する「楽典的推定処理」機能を搭載。他の追随を許さない認識精度を実現しています。ピアノピースなどの通常の印刷楽譜はもちろんのこと、歌詞を含む歌曲や合唱曲の楽譜、輸入楽譜、ミニスコア、コードネームや省略音符を含むバンドスコア、手書き風に印刷された楽譜にも対応(手書きの楽譜を認識することはできません)し、単独譜表や大譜表だけでなく、リズム譜、ドラム譜、さらにはタブ譜の認識にも対応しています。
本書は、順を追っていくことでソフトの全体像が分かるように工夫されています。スコアメーカーの使い方に不安がある方は順を追って、また、慣れた方は索引や目次を活用して、わからないポイントをチェックして使っていくこともできます。ソフトと共に活用してください。
本書は、スコアメーカー7シリーズの、スコアメーカー7Pro、スコアメーカー7Std、スコアメーカー7Liteに対応しています。スコアパレット7には対応していませんが、楽譜作成に関する方法は同じですので、スコアメーカー7Liteの項を参考にしてください。上位3グレードについては、各項目ごとに、それぞれで使うことのできるスコアメーカー7のグレードをマークで表示してあります。
なお、本書の内容については、ソフト開発陣にチェックをしてもらい正確を期しました。
在庫あり
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