スタイルノート楽譜制作部(著)
A5判 128頁 並製
定価 2,200円 (内消費税 200円)
ISBN978-4-7998-0106-2 C1004
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2012年07月 書店発売日 2012年06月28日 登録日 2012年06月12日
楽譜を作るパソコンソフトの定番Finaleの入門バージョン。その正規版ソフト付き解説本。プロ向けにデザインされた音符や記号を印刷できる。インストール方法から丁寧に説明。本書オリジナルのテンプレートも付属。
楽譜を手軽に作成できるパソコン・ソフト《Finale NotePad2012》(フィナーレ・ノートパッド2012)正規版が収録されたCD-ROM付きの本。インストールなどの初歩から、基礎的な音符の入力方法、装飾記号の使い方など、できること全体を解説している。《Finale》(フィナーレ)シリーズは、世界中で業界標準として専門家に愛用されている楽譜作成ソフトウェアの最高峰で、《Finale NotePad》は、その入門版と呼ぶべきソフトウェア。コンピュータで楽譜を作成する楽しさ・便利さを気軽に体験することができる。
また本書付属のCD-ROMには、ソフトだけでなく《Finale NotePad2012》をより機能アップさせる、1800以上もの便利なオリジナル・テンプレートが付いている。テンプレートを使った機能アップ方法も解説。
※同梱ソフトは、メーカーサイトでダウンロードできるものとまったく同一のソフトです。
【同梱ソフトの動作環境】
WindowsOS
Windows 7 / Vista / XP(64-bit 対応)
※Windows 2000/Me以前のOSではお使いいただけません。
CPU:Pentium4以上のCPUを搭載したPC
MacOS
Mac OS X 10.5~10.8
※Mac OS X 10.4以前のOSではお使いいただけません。
CPU:PowerPC G4(1GHz)以上のCPUを搭載したMac
Windows/Mac共通
メモリ:512MB以上
HDD:500MB以上の空き容量
モニター:800×600ピクセル以上
インターネット環境(ユーザー登録をする際に必要)
その他(オプション):MIDIインターフェイス、MIDI入力/出力機器(キーボードなど)、オーディオ・インターフェイス、プリンター
※Windows/Macとも、サーバOS上での動作は保証されていません。
ファイルの互換性について
Finaleファミリー製品は「上位互換」となっておりますので、旧バージョンで保存したファイルを新バージョンで開くことは可能ですが、新バージョンで保存したファイルを旧バージョンで開くことはできません。(例:バージョン2011で保存したファイルをバージョン2012で開くことはできますが、バージョン2012で保存したファイルをバージョン2011で開くことはできません。)
ご注意
本製品をお使いの際には、OSの言語設定で日本語が最適に表示されるよう設定されている必要があります。
本製品は、メーカー(株式会社エムアイセブンジャパン)及び出版社(株式会社スタイルノート)によるテクニカル・サポートは提供されていません。
はじめに
オリジナルテンプレートについて
■テンプレートを使う際の注意点
■記号templateの使い方
■転調templateの使い方
第1章
インストールから起動まで
ステップ0・インストールの前に
■動作環境の確認
ステップ1・インストールしよう
■Windowsの場合
■Macの場合
ステップ2・起動しよう
第2章
楽譜を作る基本テクニック
ステップ0・はじめに
ステップ1・五線を準備しよう
■セットアップ・ウィザードを開く
■タイトルと作曲者名を入力する
■楽器を選択する
■拍子、調を設定する
ステップ2・操作画面
■Windowsの場合
■Macの場合
ステップ3・音符を入力しよう
■音符入力の基本手順
■付点音符を入力する
■休符を入力する
■和音を入力する
■レイヤーを使った入力
■音符(休符)を修正する
■臨時記号付きの音符を入力する
■親切臨時記号を入力する
■音符を切り離す/つなぐ
ステップ4・余分な小節を削除しよう
■小節を選択する
■小節を削除する
ステップ5・ファイルを保存しよう
ステップ6・記号を入力しよう
■フェルマータUを入力する
■反復小節線を入力する
ステップ7・文字を入力しよう
■歌詞を入力する
■歌詞の入力位置を調整する
■テキストを入力する
■テキストのフォントとサイズを変更する
■テキストを移動する
■テキストを修正する
ステップ8・再生しよう
■楽譜を再生する
■テンポを調整する
ステップ9・印刷しよう
第3章
一歩進んだ入力テクニック
ステップ0・はじめに
ステップ1・五線を準備しよう
ステップ2・音符入力テクニック
■3連符の入力
■タイを入力する
■パソコンキーボードを使った入力
ステップ3・記号入力テクニック
■スタッカートlを入力する
■アルペジオ記号を入力する
■強弱記号を入力する
■スラーを入力する
■スラーを微調整する
■クレッシェンド(デクレッシェンド)を入力する
■速度標語を入力する
ステップ4・コピーを活用しよう
■コピーの基本手順
■連続ペーストする
第4章
Finaleファミリーとしての活用法
ステップ1・Finaleファミリーとは?
ステップ2・Finaleファミリーのファイルを開く
■ファイルを開く際の注意点
■ファイルを開く
ステップ3・Finaleファミリーのファイルを編集する
■編集する際の注意点
■音符を編集する
■記号を編集する
■移調する
第5章
よくある質問Q
楽譜をパソコンできれいに作ってみたい。でもうまくできるかどうか心配……。
楽譜を見てもどんなメロディか分からない……。
簡単な楽譜を作りたいだけなんだけど……。
そんな方にピッタリなのが、Finale NotePad(フィナーレノートパッド)です。おそらく、もっともコンパクトな楽譜作成ソフトではないでしょうか。そんなパソコン用ソフトが本書の付属CD-ROMに収められています。
楽譜の作り方は、マウスで五線の上に音符を置いていくだけ。本書を読みながら操作すれば、すぐに覚えられるはずです。また、楽譜に関する知識がなくても、手元の楽譜通りに音符を入力していけば、Finale NotePadがきれいな音で、その楽譜を鳴らしてくれます。
本書では、Finale NotePadのインストールの手順、楽譜作りの基礎からていねいに解説しています。サンプルの楽譜も用意しているので、パソコンとこの本さえあれば、すぐに楽譜作りを始められるようになっています。
付属CD-ROMに収められているソフトは、無料で使用することができます。無料とはいっても、楽譜作成ソフトの最高峰と言われるFinaleファミリーの一員です。世界中の出版楽譜のほとんどがFinaleで作られていると言われますが、それほどの機能と美しさを表現することのできる楽譜作成ソフトがFinaleなのです。このFinale NotePadもデータはFinaleと完全に互換性があり、プリントアウトされる音符や記号のデザインはFinaleとまったく同じです。
もちろん、機能が大きく限定されているソフトですので、できることには限りがあります。けれども、操作性はFinaleをはじめとする、Finaleファミリーと呼ばれる楽譜作成ソフト共通のものとなっているので、まずはこのFinale NotePadからスタートしておけば、より高度な楽譜を作りたくなった時も互換性や操作性の違いを心配することはありません。
また、本書ではオリジナルのテンプレートをCD-ROMに収載。このテンプレートを使えば、Finale NotePad単独では実現できない、ちょっと便利な機能を追加することができます。
まずは気軽に楽譜の世界に触れてみてください。そのきっかけとして、本書を活用していただければ幸いです。
楽譜作成ソフト《Finale NotePad2012》(フィナーレ・ノートパッド2012)は機能が限定された入門者向けバージョンです。しかし、実は本格的な部分も密かに持っています。
例えば、世界中で出版されている楽譜の多くは《Finale》(フィナーレ)で作成されています。《Finale》が支持されている理由のひとつは、音楽記号のデザインの美しさ。《Finale NotePad2012》には、最高バージョンの《Finale2012》で使われているものと同じ音楽記号フォントが搭載されていますので、複雑な楽譜は作れなくても、非常に美しい音符や装飾記号が使えるようになります。
また、《Finale》シリーズはいずれも操作体系が同一です。使える機能が減っているだけで、基本的な入力方法や編集方法は変わりません。ですから、この《Finale NotePad2012》を使ってみて「あ、これなら使えるな」と思ったら、上位バージョンである、《SongWriter》(ソングライター)や《Finale》を購入しても、基本操作が同じなので最初から戸惑わずに使い始めることができるのです。
その他、このCD-ROMに収録した1800ものオリジナル・テンプレートにも注目です。このテンプレートを使うことで、《Finale NotePad2012》単独では使うことができない機能などの一部が使えるようになるのです。
「楽譜は読めないけど、手持ちの楽譜がどんな曲なのかが知りたい」という方にもオススメです。
本書の解説に従って、手持ちの楽譜通りに音符を入力して、プレイバックすれば、その楽譜がどんな音楽か、パソコンで聞くことができるのです。
《Finale NotePad2012》には高品位なソフトウェア音源が同梱されているので、パソコンだけで臨場感あふれるプレイバック(再生)が可能です。さらに、楽譜上に表記されている強弱記号や速度標語、スタッカートやフェルマータなどの記号類を検知して人間らしい表情豊かなプレイバックを実現する「Human Playback」機能も備えています。
《Finale NotePad2012》は、Finaleシリーズ製品(Finale, PrintMusic, SongWriter)とのファイル互換性があります。上位グレードの製品で作成されたファイルを開いて、印刷やプレイバック、楽曲の移調などの簡単な編集作業を行うことが可能です。
※なおFinaleシリーズの共通仕様として、古いバージョンのデータは開けますが、より新しいバージョンのデータはそのまま直接には開けません。例えば、Finale2011やPrintMusic2011、SongWriter2010で作ったデータをFinale NotePad2012で開くことはできますが、Finale NotePad2012で作ったデータをFinale2011やPrintMusic2011、SongWriter2010でそのまま直接開くことはできません。古いバージョンでデータを活用する方法は本書内で解説しています。
パソコンで楽譜を作ってみたい!パソコンで音楽を鳴らしてみたい!そんな方の手始めに最適な1冊です。
品切れ・重版未定
株式会社スタイルノート
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FAX:042-325-5781
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