B5判 80頁 並製
価格 3,080円 (内消費税 280円)
ISBN978-4-7998-0076-8 C0037
品切れ・重版未定
奥付の初版発行年月 2005年01月 書店発売日 2005年01月30日 登録日 2017年11月20日
本書は2017年10月まで、株式会社オブラ・パブリケーションより刊行されていた書籍です。同社の解散にともない、2017年11月からはスタイルノートで取り扱っています。2017年10月以前の流通在庫についてスタイルノートでは関与できませんのでご了承ください。
幼児(3・4歳児〜)を対象としたリトミックのための、CDと楽譜・指導書です。オリジナル曲22曲を収録。
それぞれの曲には、指導者向けの楽譜と指導ガイドがつき、CDを使った指導、ピアノによる指導どちらにも対応しています。またピアノ譜は幼稚園・保育園での指導を考慮してCDの音より簡略化し、リトミック指導者が自由にアレンジできるようにコードネームを付けました。
動物の模倣や道具を使ったあそびなどのおなじみのリトミックの題材に加えて、リラックスして音楽に耳を傾けながら情景を想像するあそびなど、こどもたちが楽しみながら自然に音感が身につけられるように配慮されたバリエーション豊かな内容となっています。
保育園や幼稚園、リトミック教室でのリトミック指導・発表会、家庭で親と子が気軽に楽しむリズムあそびに最適です。
はじめに
指導者の方に・ご家庭の方に
●音の聴き分け・即時反応
もぐともら
うさぎのみみ
たぬきとへびとがっき
すいそうワールド
●体を使って
いちにのジャンプ!
ロボット
走れ!電車
●リズム・拍子
ことばのリズム
南の島
コサックダンス
たいこでドン
●イマジネーション
風船さんぽ
ジャングルたんけん
星のせかい
(先生のリトルコンサート)星のせかい
●そっと歩く・そっと触れる表現
お化けがくるぞ
ソフトクリーム
●音階の身体表現
ドレミファソラシド、ドシラソファミレド
ドレミ祭り
●クレッシェンド/デクレッシェンド
クレッシェンド/デクレッシェンド
山にのぼろう 64
●発表会
ひみつの夜のカーニバル
おはよう!
■はじめに
本書は、私にとって2冊目のリトミック曲集であり、また同時に既刊「リズムであそぼう」の続編となっています。前作がリトミックの基本的な要素を多く持っているのに対して、本書では「ジャングルたんけん」や「コサックダンス」などこれまでリトミックではあまり取り上げられることのなかった題材を盛り込んだバラエティー豊かな内容となっています。“CD付き” という本書の大きな特徴がこのような題材を可能にしたのです。是非、“CDを使ったさまざまな音世界体験” をリトミックに取り入れていただきたいと思います。
それから、ひとつお願いがあります。本書に収録した曲は簡単にできるものもありますが、中には、すぐにはできないような少し難しい曲も含まれています。しかし、うまくいかなかったとしても、こどもの前で「ちょっと難しいかな」とは言わないでほしいのです。こどものアンテナは、親や指導者の言動や表情に向いています。それなのに、周りの大人が「まだ無理……」と言ってしまったら、こどもは自らの能力に上限を設けてしまうのではないかと考えるからです。指導に当たっては、こどもの興味や可能性を最大限引き出せるように接してほしいと思います。では、楽しいリトミックの音世界をお楽しみください。
また、本書は専門家の立場から石井亨先生の監修をいただきました。加えて、本書中の表現については編集部のご協力を得ました。併せて感謝申し上げます。
■まえがき
【指導者の方に】
リトミックの意義や有効性については、あえて述べる必要もないと思います。本書に収録したCD では、こどもたちの創造力を育むように、今まで聴いたこともない不思議な音やその他のさまざまな音すべてがシンセサイザ−で作られています。もちろん実際に教室で指導されるときは、こどもたちの表情や、その日の反応に合わせたピアノ演奏によって指導されるのはとても重要なことです。
しかし、教室内でもどうぞこのCDをお使いになって、こどもたちの輪の中に指導者も参加されることをおすすめします。また、発表会の舞台でもCDをお使いください。舞台の中で効果的に使われたときは、観に来られたお客様にも大きな反響があることに気づかれるでしょう。
本書に掲載した楽譜は、CDの音より比較的に簡単な音にしてあります。しかし、コードネームも付けてありますので、それをご参考に自由な音づくりを試してくださるようお願いいたします。
【ご家庭の方に】
楽譜を読める方も読めない方も、最初の2〜3回は譜面を目で追ってCDをお聴きください。その上でこどもさんと一緒にリズムに乗ってみましょう。楽譜の中では、ここではこうする‥‥と指定していますが、あくまでも参考ですので、ご家庭では厳密に守る必要はありません。部屋の広さや環境に合わせて自由にリズムを感じ、手や足や体全体でこどもさんと一緒に表現してみてください。
表紙には3、4歳児からと書いてありますが、できるだけ早くから始めたほうがいいという意味です。ご家庭でこどもさんと一緒にリズム反応、リズム表現をされたなら、こどもさんはもちろんのこと、大人の方も、そのうちにご自分の感性が優しく敏感になり、表情や身のこなしや歩き方までが変わってきたことに気づかれると思います。そうなのです。リトミックはこどもも大人も一緒に楽しめて、生活にもリズム感が生まれてくるものなのです。
本書は2005年1月に株式会社オブラ・パブリケーションより刊行された書籍と同一のものです。
品切れ・重版未定
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音楽を生みだす出版社