永野 光浩(著)
B5判 176頁 並製
定価 2,200円 (内消費税 200円)
ISBN978-4-7998-0229-8 C1004
書店発売予定日 2026年08月27日 登録日 2026年07月30日
人気音楽制作ソフトCubaseと付属素材を使い、初心者でも約3分の本格的な1曲を完成できる実践的DTM入門書。コードのコピペ、ループ活用、メロディ入力、ミキシングまで、迷わず再現できるよう解説します。
「曲を作りたいけれど何から始めればいいかわからない」——そんな初心者のためのCubase入門書です。本書ではCubase 15のElementsを使用し、ソフトに標準で付属している素材・機能のみで制作を行っているため、追加のプラグインや音源を購入することなく、読者自身のパソコンで内容をそのまま安心して再現できます。専門用語や音楽理論を極力使わず、実際に手を動かしながら1曲を完成させる体験を通じて、DTMの基礎を身につけられる超実践的なガイドブックです。
本書最大の特徴は、挫折させないための独自メソッドにあります。プロのような自然な強弱があらかじめ設定された専用MIDIファイル「コードファイル」から、必要なコードをコピー&ペーストするだけで、伴奏・ベース・ギターなど複数パートを作り出せます。ドラムも付属のループ素材をドラッグ&ドロップするだけで構築可能。さらに「フェーダーを-6.45dBにする」といった具体的な数値指示と豊富な画面キャプチャにより、迷わず作業を進められます。
構成は「Basic編」と「Advanced編」の2部構成。Basic編では約1分の1コーラスを、Advanced編ではオーディオ加工やコード進行のレベルアップ、ミキシングやオートメーションといった応用技術を学びながら、約3分のフルコーラス楽曲へと仕上げていきます。
単なる操作マニュアルにとどまらず、「ベタ打ちを避ける揺らぎの作り方」「引き算のアレンジ」「音量バランスの考え方」など、曲を魅力的に聴かせるための本質的なノウハウも随所に散りばめられています。巻末の第10章では、2曲目以降の制作アドバイスや機材選びの指針まで紹介。Elements版の機能だけで完結する構成だからこそ、Cubaseを手にしたばかりの初心者でも迷わず、最短ルートで「1曲完成」という成功体験を得られる一冊です。
Cubaseを使いやすくする
1 音を出そう
2 使いやすいように設定しよう
3 マウスクリックよりキーボードを多用しよう
Basic
第1章 ループ素材を使ってドラムを入力
1 ループ素材をドラッグする
2 テンポを決める
3 コピー&ペーストのしかた
4 Bメロのリズムを変化させる
5 ループ素材の音量
第2章 Aメロ、Bメロ、サビ〜曲の展開を決める〜
1 Aメロ、Bメロ、サビ それぞれの役割
2 Bメロ最後からサビにかけての作り方
3 サビの盛り上げ方
第3章 コード進行を決める〜本書独自のファイルを使って〜
1 コード進行の型
2 本書オリジナルのコードファイル
3 コードを決める
第4章 ベースを作る〜決めたコードからベースを作る〜
1 コードを「Bass」トラックにコピーする
2 トラックカラーを決める
3 イベントの接合 (のり) とカラー設定
4 トラックのコピーと並び順
5 ベースの編集①
6 ベースの編集②
第5章 厚みのあるサウンドにする〜パッドを作る〜
第6章 ギターを作る〜バンドサウンドにする〜
ノートの先頭位置の変え方
第7章 ブラスパートを作る〜華やかなサウンドにする〜
第8章 メロディを作る〜本書独自の方法で〜
1 トラックの作成と配置
2 音色を修正する
3 本書独自の方法でメロディを入力しよう
第9章 ブラッシュアップする〜全体を見渡してandミキシング〜
1 フィーリングに合うフレーズにする
2 ミキシングのコツ
3 全体の音量調整
4 オーディオファイルの書き出し
Advanced
第1章 ループ素材を使ってドラムを入力
1 イントロのスペースを作る
2 ループ素材の探し方
3 ループ素材のピッチを変える
4 エフェクターを使う
5 素材を左右に広げる
6 リバースでカッコよく
7 ドラムループ素材を組み合わせて大きな流れを作る
8 サビの作り方
第2章 コード進行を決める〜本書独自のファイルを使って〜
1 メロディを削除
2 コードの置き換え、修正
3 変えたコードに合わせて修正
第3章 Aメロ、Bメロ、サビ〜曲を長くする〜
第4章 ベースを作る〜さらにカッコよく〜
第5章 厚みのあるサウンドにする〜空気感を増す〜
第6章 ギターを作る 〜ギターで作る音の壁〜
第7章 ブラスパートを作る〜音の重ねすぎに注意〜
1 音が重なりすぎないようにしよう
2 オートメーション
第8章 メロディを作る〜もっと自由に〜
1 Aメロ前半のメロディを作成する
2 休符の役割
3 音の長さも大切
4 フレーズとフレーズは補い合う
5 カウンターメロディ
第9章 ブラッシュアップする〜全体を見渡してandミキシング〜
1 クールダウン
2 メロディーをなじませる
第10章 スキルアップのために
1 2曲目はどうする? 3曲目は?
2 MIDIキーボードを使おう
3 マルチモニター環境にする
4 オーディオインターフェースの導入
5 ベロシティとタイミングの活用
6 プラグインの拡充
7 キー(調性)
8 コード進行
9 トラックパッドよりマウスを使おう
10 ギターを録音しよう
Cubaseで音楽を作ろうとしている初心者の方や、Cubaseで曲作りを断念したことのある方が、最初の1曲を作れるようになることが本書の目的です。
この本でどんな曲が作れるようになるかは、このページ下部のアドレスにある本書書き下ろしの2つのデモ曲(Basic.wavとAdvanced.wav)を聴いてみてください。“Basic.wav”のほうは、Cubaseの経験がある方ならたった1日で、Cubaseを初めて使う方でも2、3日で作ることができると思います。もう1つの“Advanced.wav”は凝ったアレンジになっていますが、Basicをマスターした方なら3、4日くらいで作れるでしょう。
音楽は自由な発想で作るからといって“何からはじめてもいいよ”、“何を使ってもいいよ”では、たくさんのスパイスを前に、料理をしたことのない人に、レシピ本なしでカレーを作ってとお願いしているようなものです。
料理の初心者でしたら、最初は、レシピ本に書いてある通りにカレーを作りますよね。曲作りもこれと同じです。第1章から“Basic”ページの通りに入力して曲を仕上げてみましょう。これでデモ曲と同じ“Basic.wav”が作れるだけでなく、Cubaseの基本的な操作も覚えることができます。次の“Advanced”ページは、“Basic”ページの各項目をさらに深掘りしたページです。これでデモ曲の“Advanced.wav”が作れるだけでなく、Cubaseのさまざまな機能をさらに使えるようになります。
この本ではCubase15のElements※を使用しています。ソフトに付属のものしか使っていないので、安心して本書の内容をあなたご自身のパソコンに再現していただけます。本書『Cubaseはじめての1曲完成ガイド』が、あなたにとって音楽のレシピ本のようになってくれたらうれしいです。
「曲を作ってみたい。でも、何から始めればいいのかわからない」——本書は、そんなDTM初心者を、Cubaseを使った1曲の完成まで迷わせずに導く実践的な入門書です。使用するのはCubase 15 Elements。市販の追加音源やプラグインは使わず、ソフトに付属する機能・音色・ループ素材だけで制作するため、本書の手順を自分のパソコン上でそのまま再現できます。音楽理論や楽器演奏の経験も必要ありません。画面を見ながら操作を進め、Basic編では約1分の1コーラスを作り、Advanced編ではそれを約3分のフルコーラスへと発展させます。最大の特徴は、自然な強弱を設定したオリジナルのコードファイルです。必要なコードをコピー&ペーストし、音を削ったり長さを変えたりするだけで、ピアノ、ベース、パッド、ギター、ブラスなどの伴奏を組み立てられます。ドラムは付属ループを活用し、メロディもピアノロールへマウスで入力。さらに、ピッチ変更、逆再生、ピッチベンド、カウンターメロディ、リバーブ、オートメーション、EQ、リミッターなど、楽曲を本格的に仕上げる技法も段階的に学びます。操作箇所や設定値が具体的に示されているので、初心者でも迷わず同じ結果を再現できます。休符の生かし方、音数を減らして主役を際立たせる方法、音量バランスの整え方など、音楽をよく聴かせる考え方も身につきます。巻末では、MIDIキーボードやオーディオインターフェースなど、次の制作環境づくりも案内。Cubaseを買ったものの動かせずにいる人に、「自分にも1曲作れた」という確かな成功体験を届ける一冊です。
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