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文化を楽しむ出版社

【第16回】大山盛保さん

 2013-07-07   

 いきなりの人名。誰だろう?と思われると思います。実は、この方、遺跡を発掘して古い時代の人類化石を探したすごい方です。でも、発掘の専門家でもなんでもない、一般の方なんです。趣味で発掘をしていたということです。
 この方の最大の功績は、旧石器時代のほぼ完全な全身骨格(港川人)を発見した事です。時代で言えば約2万年前(諸説はありますが……)。これほど残っている骨格は、この港川人位です。今は教科書でも扱われている大発見でした。ただ本物は(たしか)東大で保管されていて、沖縄の博物館にあるものはレプリカです。
 記憶違いでなければ、関東で旧石器時代の遺跡を見つけたのもアマチュアの青年でしたよね。関東ローム層の下に人の痕跡は無いという通説を、知らなかったのか、知っていても、なお調べたのか?
 ただ、この港川人なんですが、困った事に生活の跡が見つからない。本当に沖縄に住んでいたのかどうか、それが分からないんです。先日、八重瀬町の洞窟で、石器と、人の歯が一本見つかりました。これだけでは自分は何ともいえません。ただ、人は存在していた。とはいっても、それが定住していたのか、たまたま流されて住んだだけなのか。
 とりとめの無い話しになってしまいましたが、昨年は大山盛保さん生誕100年だったそうです。ここ沖縄では、新聞をはじめ色々なところで取り上げられています。さらに進んだ調査はは考古学の方にお任せするしかないようです。
 でも、もし、定住だということが証明されれば……。日本史の教科書を書き換える必要があるはずなんです。それくらい、すごい発見なんですね。

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