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文化を楽しむ出版社

【第13回】玉陵(たまうどぅん)

 2011-12-26   

 今回は、第三代琉球国王の尚真王がつくった最後の琉球王家のお墓である玉陵です。前にも書いたかもしれませんが、なんでお墓が世界遺産になったのでしょうか。自分の判断では一つの碑文が基準になったのかな?と思っています。
 それは、ここに葬られるべき方を記名した碑文です。玉陵の外庭にある石碑で、このお墓に埋葬される資格のある人々が列挙されています。ぜひ沖縄に来られた際には見て下さい。

 自分は、これは世界遺産に入れないといけないと思いました。『沖縄のグスク及び関連遺産群』の大きな主点は、琉球王国の国家成立に関係が深いもの。ダビンチコードではありませんが、琉球王家に影響を及ぼしている碑文なんです。

 ちなみに、復元の為に墓室を確認した私の恩師は、「いゃ〜お骨触ると崩れてね、、、」なんて言った後。「見た中で、生きているのは私含めて2人だけだよ〜」と言っていました。それを聞いた瞬間、王家の呪いかと思いました。先生はその後亡くなられましたが呪いではないと思われます。先生からその話を聞いた時の先生の年齢は80代後半。もしまだ生きていれば、逆の呪いですよね。

 王家が東京に移った明治以降、一時期墓守を、宮城さんという方がなさいました。暇なので、夜間の見回りの際には、墓横の木にパンチをぶち込んでいたそうです。ただし、同じ木にパンチ打つと枯れるので、日々替えて、自分の草履を木に取り付けて、打ち込んでいたそうです。
 空手を知っている方はおわかりかと思います。剛柔流の開祖の方です。今は、横の木は植え替えられていますが、少し拳当てるだけでもその思いを感じるのではないかと思ってます。ぜひお越しになって感じてみてください。


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