スタイルノートスタイルノート

文化を楽しむ出版社

Stylenote Nowbooks 4
サラウンド入門 その歴史、鑑賞方法から制作までサラウンドのすべて

相原 耕治
B6判 / 192ページ / 並製
定価: 1600円 + 税
ISBN978-4-903238-07-4(4-903238-07-5) C3055
書店発売日:2006年11月13日

目次

第1章 サラウンドについて

1 「サラウンド5.1」の謎

2 サラウンドのはじまりと普及

3 ステレオとサラウンド

4 チャンネルとは?

5 スピーカーの役割

6 スピーカー名と略号

7 モノラルからサラウンドまでの方式

8 音声圧縮

9 エンコーダとデコーダ

10 サラウンドの記録方法

11 よく見かけるサラウンド関係のマーク



第2章 録音からサラウンドまで

1 音楽の記録

2 音の記録のはじまり

3 立体音響の夜明け

4 映画の発明と音

5 マルチチャンネルによる映画の誕生

6 日本での立体音響

7 4チャンネルレコード

8 万博とマルチチャンネル音声

9 テーマパークなどの音響

10 ステレオで立体音響を

11 サラウンドは17 世紀から?



第3章 サラウンドの現状

1 映画館

2 DVD-Video

3 DVD-Audio

4 Super Audio CD

5 放送

6 ゲーム

7 オーディオファイルとインターネット

8 携帯オーディオ

 チョットお勉強 サラウンドまめ知識



第4章 DVD-Video をサラウンドで聴こう

1 DVD プレーヤー

2 サラウンドアンプ

3 スピーカー

4 パワードスピーカー

5 一番気楽なミニコンポ

6 サラウンド・ヘッドフォンとバーチャル・スピーカー



第5章 サラウンドミックスに必要な機材

1 コンピュータとDAW ソフト

2 オーディオインターフェイス

3 筆者の自宅プラン



第6章 制作のためのセッティング

1 Rec. ITU-R BS.775-1

2 音のズレによる問題

3 理想と自宅スタジオの現実

4 あると便利な道具

5 サブウーハーの設置場所

6 配線

7 音出しテストとDVD-Video 再生

8 音圧計で調整

9 LFE のモニタ

10 SW の遅れの問題

11 DAW のセッティング

12 テスト用ソングデータ



第7章 サラウンドのための録音

1 ミックスのタイプ

2 パート別にマルチ録音で!

3 パートをさらに分解?

4 フレーズを分解

5 録音の基礎知識

6 パート録音! その前に!!

7 マイクで録音する場合

8 サラウンド専用マイク



第8章 サラウンドミックスからマスタリングまで

1 サラウンドパンナー

2 おおまかなミックス

3 LFE の指向性と注意点

4 オートミックス機能

5 サラウンドパンナーの情報

6 余韻も移動する話

7 リバーブをかける

8 サラウンドバウンス

9 6つのファイルの確認

10 CPU に負担がかかる場合

11 フォルドダウン(ダウンミックス)

12 マスタリング



第9章 DVD-Video の制作

 DVD-Video 制作の前に

 素材を揃える

 オーサリング(Authoring)

 DVD に書き込む



付録

 その1 MIDI でクワドロフォニックを…

 その2 簡単なバイノーラル実験

 その3 参考ディスク

 その4 ひも付き分度器の図

ひとこと

 映画館の音響で使われているサラウンドは、DVD-Videoとホームシアターシステムにより、家庭でも簡単に楽しめるようになりました。映画をサラウンドで再生するだけでなく、放送やゲーム、CDまでにも、ホームシアターを利用して楽しむ時代になってきています。せっかく手に入れたホームシアターシステムをもっと活用しよう!というのがこの本です。

 ところで自宅スタジオでの音楽制作はどうなっているのでしょうか。オリジナル曲をステレオミックスしてCDを作る人は多いでしょうが、サラウンドミックスとなるとまだまだ少数派かもしれません。専門的で手が出しにくい、機材が業務用のものでないとできないと思っているなどさまざまな理由があるでしょう。けれどCD を作ることができるシステムと知識があれば、サラウンドミックスはあとチョットのことで実現できるのです。

 この本ではホームシアターシステムを利用して、自宅スタジオのコンピュータでDAWソフトによるサラウンドミックスをおこない、1枚のDVD-Video におさめるまでを解説しています。

 サラウンドシステムも手に入れやすい機材で構成した例を紹介していますので、サラウンドを楽しむ第一歩の手引きとして、本書を活用してください。

著者プロフィール

相原 耕治(アイハラ コウジ)

13 才よりシンセサイザーをはじめる。千葉県柏市立柏高等学校卒業。同校吹奏楽部(顧問:石田修一)でシンセサイザーを担当。尚美学園短期大学 音楽情報学科音響コース卒業。音響を若林駿介氏に師事。在学中に霧生トシ子氏(Pf)とラプソディー・イン・ブルーを共演。

卒業後、バレエ音楽制作やソロと電子音楽のユニットでさまざまな演奏家と共演。97年野外で「音と光のファンタジー・コンサート」。同年よりテルミンをはじめる。この他、序曲『1812 年』の大砲の音や、オペラの特殊楽器を電子楽器でサポートする。

現在、電子音楽制作、サラウンド作品制作、MIDI 検定講座、テルミン演奏、コンピューター写譜、着メロ制作、携帯ゲーム音楽制作、演奏会スタッフなどで活動中。サラウンド作品はコンサート用の音楽物語『ピーターと狼』など、現在は組曲『動物の謝肉祭』と交響詩『魔法使いの弟子』を制作中。MIDI 検定2級取得、2・3・4級AMEI 認定講師。日本シンセサイザ−プログラマ−協会会員。国立音楽院講師。